Cultivate the future maniwa 2023

Cultivate the future maniwa 2023

「GREENableな真庭の未来を創り出す。共創の土壌を耕す。」をコンセプトに、真庭市内の企業と都心部の企業が共に、SDGsの視点から真庭の未来に繋がるイノベーションの創出を目指すプログラム。3年目となる2023年は10月~2024年2月の4ヶ月間開催。


0867 × 鈴木純子(武蔵野美術大学 准教授)

<0867>
「服は衣装ではなくツールである。」岡山県真庭市の市外局番をデザインコンセプトに掲げ、地方創生を追及したプロダクトを展開するオリジナルブランド。地方発信のローカルビジネス、ローカルカルチャーの可能性を引き出し、「若者がとどまる町あつまる町」ものづくりと地域や地方の新しい可能性を発見できる、ツールのような役割を目指している。
https://www.0867.jp/

<鈴木純子/武蔵野美術大学准教授>
常に布に包まれる人間にとって身近な繊維の魅力を、国内外でアート作品として制作、発表している。また、日本の染織文化を、それぞれの国や地域において活用するセミナーやワークショップを展開している。「人と繊維」「繊維と造形」「造形と人」をテーマに作品を制作し発表している。
https://www.juntex.info/


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プレゼン資料の一部より引用

<参加の背景>
ローカルカルチャーの可能性を引き出すアパレルブランド 0867と、人と繊維をテーマにアーティスト活動を行う武蔵野美術大学 准教授 鈴木純子氏。自然と衣服と人の関係性を問い直す、サステイナブルなプロダクトを提案します。

<アイデア/タイトル>
「GOD SAVE THE GREEN」(ゴッド・セーブ・ザ・グリーン)
メッセージ性を重視したプロダクションスローガンを掲げる

<アイデア/説明>
「これは”TRIBE”への装飾と帰属意識を裏切らない崇高なプロダクション、スローガンである。」「使い捨て」から「長く付き合う」衣服ロス活用プロジェクト。衣類における「経年変化」と「劣化」の違いを知る。経年変化は衣類にプラスの価値を与えたいと考えています。
プロトタイプとしては、当初はTシャツやウェアを考えましたが、サイズ展開がなく誰にでも使ってもらえる、ダイバーシティ、ジェンダーフリーという視点も考慮し手ぬぐいとなりました。

<アイデア創出時のポイント(どういう掛け算によって生まれたか)>
●0867
今回のテーマ「GOD SAVE THE GREEN」(ゴッド・セーブ・ザ・グリーン)は、TRIBE(トライブ:部族、種族、家族、仲間といった意味合い)への装飾と帰属意識を裏切らない崇高なプロダクションスローガンであり、作り手と使い手による共有・共創によって地域の新しい可能性を発見できるツールの役割を目指しています。
トラディショナルの要素を自分らしく解釈し、TRIBEロゴで「0867」を表現。環境に親和するデザインをコンセプトにした鈴木准教授の「衣服ロス・環境問題」のテーマを問いにしたコラボレーションロゴを作成しました。

●鈴木純子 准教授
「人と繊維」「繊維と造形」「造形と人」ということをテーマに大学在学時からアートの作品を制作。
自身の知見から、今回のテーマに共感。古着屋に売った洋服が、実は日本など先進国から発展途上国などへ行き、ものすごい山のようになっており、それが雨晒しになり悪臭を放っています。そういう状況を知らずに私たちは洋服を売っています。
せっかく出来た真庭との縁を活かすため、ひとつのものを継続して着る、使い続けるという文脈において、出来る手法を模索しました。

<今後の展望>
鈴木准教授とのオフラインでの染色ワークショップや定期的に期間限定のポップアップショップを展開を検討。真庭の色を使い染色を施し、何か自分なりのオリジナリティある服に育ててあげる、それが愛着の湧くものになっていくと考えている。
今後は、真庭市内の学校と連携したワークショップの実施や、武蔵野美術大学にも本プロジェクトを共有するなど、引き続き連携しながら活動を続ける方針。


有限会社フクモトタクシー × Spatial Pleasure 鈴木綜真

<有限会社フクモトタクシー>
岡山県真庭市勝山という場所でタクシー等の交通事業を行っている。出雲街道の宿場町として栄えた勝山は、今でも昔ながらの白壁の土蔵、格子窓の商家、古い町並みが残っており、岡山県で最初に「町並み保存地区」に指定された場所でもある。この勝山エリアの付加価値の創出と新サービス構築に挑戦したい。
https://i-maniwa.com/area/fukumoto/

<Spatial Pleasure>
リアル空間のシミュレーションプラットフォームを提供する。

https://spatial-pleasure.xyz/

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プレゼン資料より一部引用

<参加の背景>
地元のタクシー会社・フクモトタクシーの跡継ぎと、都市データ分析のプロフェッショナルが交わることで生まれる、地域交通の新たな未来を生み出すビジネス。

<アイデア/タイトル>
「JR姫新線 分析事業」
エリアの付加価値の創出と新サービスの構築に挑戦

<アイデア/説明>
我々は双方が事業テーマとする『交通分野』の課題解決に取り組み、まちづくりのアップデートを実現します。公共交通の課題に向き合う際、立場の異なる事業者間のコミュニケーションにおいて「感情論になりがちな協議」が生まれてしまいます。各自の都合、要望のぶつけ合いになりがちになるが、両者が噛み合うことで効果的な方針を決定するための数字と根拠を示し議論する 土俵を作ることで、適切な経営判断につなげることに貢献したいと考えています。

<アイデア創出時のポイント(どういう掛け算によって生まれたか)>
●フクモトタクシー
タクシー等の交通事業者として、事業の継続と発展のため新事業に挑戦。

●Spatial Pleasure
都市空間分析コンサルティングであり、「都市空間 × データ分析」の専門集団としての知見を活かす。

<今後の展望>
姫新線が廃止された場合のエリア内交通量の増減についてシミュレーションを行う中で、まずは公開データを中心に分析。その後有償データを加え分析精度の向上を行い、その後代替交通手段にオンデマンド交通を加える提案を行なっていきたい。
今後、フクモトタクシーとSpatial Pleasureで一緒にプロジェクトを行うためのスキームを調整中。


フリーズドライ工房まにわ × HONNOW

<フリーズドライ工房まにわ>
2021年8月にオープンした就労継続支援B型事業所。現在、日本緑十字社の下請けでフリーズドライご飯の備蓄品を製造。障がいを持つ利用者がよりイキイキと、適正に働けるための新たな挑戦をしていきたい。ご飯を作る際に出るフリーズドライ米粉の活用や真庭産の野菜・果物のフリーズドライ(食べ物なら基本なんでもフリーズドライにできます)などの新たな商品開発や、障がいを持つ利用者の活躍に繋がるビジネスをつくっていきたい。
https://repsub.conohawing.com/...

<株式会社HONNOW>
既成概念を破壊するアート思考と、価値を再生するデザイン思考。さらにテクノロジーとグローバルネットワークを掛け合わせることで社会課題の”HOW”を”WOW”に価値変容し”本能”で良いと感じる体験をつくる。衣・食・住、そしてヘルスケアなど、豊かな暮らしに寄与する領域のソリューションからまだ世の中に存在しない新しい表現の追求まで、クリエイティブの力で、世界中の人々の健幸と、持続可能な未来を実現する。
https://honnow-tokyo.com/

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プレゼン資料の一部より引用

<参加の背景>
地元の障がい者の就労を支えるフリーズドライ工房まにわと、HONNOWのクリエイティブの力が交わることで生まれるフリーズドライの可能性を探りました。

<アイデア/タイトル>
もう非常食とは言わせない。新たな食の選択肢。

<アイデア/説明>
フリーズドライの可能性や新たな価値を見つけ、食の選択肢や生産者の雇用をもっと増やし、社会課題を少しでも減らせる取り組みをしたい。最先端技術のフリーズドライ製法で美味しく、楽しく社会課題をなくしたい。

<アイデア創出時のポイント(どういう掛け算によって生まれたか)>
●フリーズドライ工房まにわ
大型フリーズドライの機材を所有し、メインは非常食にもなる白飯のフリーズドライを中心にお客さまが商品の企画や開発などを行うOEM (受託製造)での製造や管理を行っている。

●HONNOW
HONNOWはロゴにあるように HOW(ハウ)をWOW(ワウ)に変えることでクリエイティブの力で「本能で良い」と思える体験を作っており、トータルプロデュースの立ち位置でフリーズドライ工房まにわの価値変容を支える。
様々な食材をフリーズドライ化することで、食品の寿命をのばし食品問題の課題をおいしく解決し可能性を広げたい。

<今後の展望>
真庭で加工したフリーズドライ食材をあらゆるモノやコトとマッチングしていく。
そのままでも、水を注ぐだけでも再生する新たな食の選択肢。 あらゆる食べものの、美味しさと栄養をそのままに。 食を見つめ直し、これからの食のあり方について考えるブランドにしていく。
本プロジェクトでできた真庭市内の繋がりを活かし、地元での実績を重ねながら全国展開していけると良い。


株式会社ココロの保健室 × トヨタ・コニック・プロ株式会社

<株式会社ココロの保健室>
保健室を飛び出し「出前保健室」というスタイルで自分を愛するストレスマ ネジメントを日本中に発信中。 幼少期から心の傷を経験しストレスの蓄積によりパニック発作を経験するがストレスマネジメントと愛着ケアを身につけて克服。養護教諭として延べ7年間勤務。当時はあまり知られていなかった心の健康教育を独自でカリキュラム化し小中学生を対象に授業を継続実施。保健室から見えた社会課題を解決するため出前保健室というスタイルで学校外への心の健康教育を始める。現在は「自分を愛して活かすためのストレスマネジメント」 を企業17社以上、4000 人以上への実績を重ね、不登校支援からの地方創生にも挑戦を続けている。。
https://hidamaristation.com/

<トヨタ・コニック・プロ株式会社>
ヒトを動かす。ココロを動かす。一人ひとりの幸せのために。「動く=MOVE」という言葉は、「移動する」だけでなく「感動する」という意味もあります。私たちは、動くことの可能性を考え、カタチにしていくことで、一人ひとりの幸せを増やしていきます。
https://toyotaconiq-pro.co.jp/

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プレゼン資料より一部引用

<参加の背景>
不登校の子どもたちのフリースクールへのメソッド提供などを手がけるココロの保健室と、モビリティを使った地方創生を手がけているトヨタ・コニック・プロが交わることで生まれる新たな地域教育サービス。

<アイデア/タイトル>
地域のLOVEで 心にMOVEを
動くTEEN’S起業スクール「EAGER SCHOOL」(ええがあ スクール)

<アイデア/説明>
移動の力を活用して子どもたちの課題を解決し、子どもたちの「できっこない」を「やってみたい」に変えることを目標にしています。不登校の子どもたちのフリースクールへのメソッド提供などを手がけるココロの保健室 と、モビリティを使った地方創生を手がけているトヨタ・コニック・プロが交わることで生まれる新たな地域教育サービスを考えました。

<アイデア創出時のポイント(どういう掛け算によって生まれたか)>
●ココロの保健室
現在ええがぁLABOというフリースクールを開講しており、週2回子どもたちそれぞれの得意分野にチャレンジできる場所を提供しています。そこだけだと交流が生まれない、もっといろんな体験を実際の場所に行って感じることが大事だと思い、セカンドラインとしてこのプロジェクトを進めたいと思っています。

●トヨタ・コニック・プロ
「動く = MOVE」とい う言葉は、「移動する」だけでなく「感動する」と いう意味もあります。私たちは、動くことの可能性を考え、カタチにしていくことで、一人ひとりの幸せを増やしていきます。移動の力を活用し子どもたちの課題を解決したい。

<今後の展望>
7日間のプログラムを通じて、自己肯定感を高める、「やってみたい」を実現する、リアルな成功体験を味わう、というステップを踏んでいく。今後は1DAY実証によるニーズ調査も検討しています。 まずは岡山県内での展開を目指し、調整中。


きよとうファーム株式会社 × ライズ・コンサルティング・グループ株式会社

<きよとうファーム株式会社>
果樹を主力商材として、主に贈答品としての果物ギフトを全国の個人顧客を中心に販売を行う会社(きよとうファーム株式会社)を2021年に設立。生産部隊である、農事組合法人 清藤(きよとう)の農園にある直売所で、果樹に特化した商品の提供。更に飛躍するために、新しい農産加工品を開発し、海外展開も視野に入れた事業展開を想定している。
https://kiyotofarm.wixsite.com/home

<株式会社ライズ・コンサルティング・グループ>
私たちは日本の再生のために、「戦略の実行」と「成果の上昇」に拘ったコンサルティングサービスを提供し、顧客企業の「次の未来の創造」に貢献し続けます。新規事業、業務改革/IT等幅広いテーマについて、AI、IoT、デジタル等最新技術に関連した コンサルティングサービスを多く行っており、ハンズオン、スコープレス、モアザンレポート、プロフェッショナルズの4点を特徴としています。レポートだけを成果とする従来のコンサルティングとは一線を画し、課題解決の「実行」を成果として納品する、真に価値のある経営コンサルティングサービスをご提供します。
https://www.rise-cg.co.jp/

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プレゼン資料より一部引用

<参加の背景>
果樹農園と、コンサルティングファームが交わることで生まれる、廃棄果物を活用したサステイナブルなプロダクトにご注目ください。

<アイデア/タイトル>
近隣農家の低生産性、繁忙期の人手不足を解決し、きよとうに関わる全ての人の3つの豊かさ(時間・心・お金)の向上を目指す。

<アイデア/説明>
きよとうファームを取り巻く課題と解決に向けた施策を考え、まずは加工品事業のプロトタイプを作成、フィードバックをえました。
• 販売戦略の見直し ... 青果販売力を強化するために、新規販売チャネル導入と適切な単価設定を検討する。
• 近隣農家への農業作業支援・栽培技術支援 ... 農家の低生産性と人手不足という課題を解消する農家サポート事業を実施。きよとうの人材が既存取引先農家に対するサポートを実施することから開始。将来的には、近隣の求職者や農業従事希望者を募り支援体制を強化したい。
• 具体的商品案 ... 自然志向で健康的なフリーズドライフルーツを、地元企業の協力のもと販売。ターゲットは3段階で展開し、皆が一緒に食を楽しめる機会を提供する。

<アイデア創出時のポイント(どういう掛け算によって生まれたか)>
●きよとうファーム
–きよとうファームが大切にしているもの-
「RHYTHM」Rich・Heart・You・Time・Heart・Money
私たちは、地域資源を最大限に活用し、時間、心、お金の豊かさを高める事業を行います。
その大前提として、きよとうファームと関わる人の心の豊かさの向上を目指すことが重要と考えます。

<今後の展望>
ヒューマングレードのペットフードとして、飼い主向けにペットと一緒に食べられるフリーズドライを展開予定。 本プログラム内でプロトタイプを行なった梨以外にもチャレンジしていきたい。 ターゲットの策定、単価の設定など、ブランディングや付加価値づくりに注力していく。

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