Tokai Circular Society 2030 Vision

Tokai Circular Society 2030 Vision

サステナビリティ・トランスフォーメーション × 社会イノベーションの構想と実装を目指す

  • 概要

めぐるめぐる、東海。

かつてこの地で培われてきた
循環の物語をいま再び描き出せるだろうか。

再び『めぐり』という雨を
私たちはこの地に降らせることができるだろうかー。

撮影:16 Design Institute 鈴木孝尚
本事業「東海エリアにおけるサーキュラーエコノミー実践促進活動を通じた知的財産推進事業プロジェクト」は令和4年度中小企業知的財産活動支援事業費補助金(中小企業知的財産支援事業)により実施しています。

Project Vision

サステナビリティ・トランスフォーメーション×社会イノベーションの構想と実装を目指す

気候変動による制約、第四次産業革命など、未来の社会や経済を多重視点で把握すること。長期的な目線での企業変革やビジネスモデルのアップデートを目指し、サステナビリティ・トランスフォーメーションを実現すること。また、市民と企業が連携し合い、東海だからこそ実現できるであろう“誰一人取り残さない”共生社会の在り方を描き、ソーシャル・イノベーションを実装すること。本プロジェクトでは、これらを複合的に構成することによって《Tokai Circular Society 2030 Vision》の実現を目指しています。

実装の起点は、知財と人財

知的資産経営の考え方に基づき、企業の歴史や文化、開発技術やオペレーション技術、それらの背景にある営みの積み重ねによって蓄積されたナレッジ・知恵にこそ価値がある、つまりは、イノベーションの源泉は知財を生み出す“人財”、一人ひとりの人間の創造性にこそ価値があると本プロジェクトでは捉えています。サステナビリティ・トランスフォーメーションや社会イノベーションの実装において、課題解決による価値創造の起点は、まさに、この知財と人財にあると捉え、これらをしっかりと各企業が把握し、最大限に活かしながら、実装するためのフレームワークの設計開発を同時に行っています。

構想を仕組み化し、倫理規約として知財ルール設計を行う

また、本プロジェクトでは、企業間連携による知財共有や人財の流動性による、オープンイノベーション型の価値創造などに伴う、知財ルール要件について、同時に設計を行うことにより、汎用性の高い仕組み化や構造設計を実施することを重要視しています。  

Project Flow

本プロジェクトは<サステナビリティトランスフォーメーションを起点とした企業変革をデザインするための思考トレーニング>と<社会イノベーションを“再生”という発想から具現化していく>の大きく2つの流れで構成されています。

成果報告書

成果報告書:Tokai Circular Economy Project Vision

本プロジェクトの活動記録をまとめた成果報告書:Tokai Circular Economy Project Vision(PDF)を配布しています。

    「Tokai Circular Economy Project Vision」PDFデータダウンロード(要フォーム入力)

    成果報告会

    「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を推進するには? Tokai Circular Society 2030 Visionの実現を目指して」

    東海エリアのこれからの循環型社会/経済システムについて、個人・企業・団体・行政が共にディスカッションをしながら、あらゆる未来の可能性を導き出していくために、成果報告会をパブリックビューイベントとして実施しました。

    第一部では「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)による企業変革の手法とプロセス」をテーマに、参加企業からの発表も含めて、報告会を実施。第二部では「Tokai Circular Society 2030 Vision」をテーマに、社会イノベーションの構想と実装について、アドバイザリーボードメンバーの方との公開ディスカッションを展開しました。

    オーガナイザー

    協力

    • 経済産業省 中部経済産業局

    事務局

    アンバサダー企業

    2022年度参画企業

    アドバイザリーボートメンバー

    東北大学名誉教授、
    一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)理事長
    石田 秀輝 氏

    1953年、岡山県生まれ。株式会社INAX(現・株式会社LIXIL)取締役CTO 等を経て、2004年に東北大学大学院環境科学研究科教授に着任。2014年から鹿児島県の沖永良部島に移住し、私塾を開いて持続可能な社会を実践研究している。2019年から現職。著書:「『バックキャスト思考』で行こう!」(ワニブックスPLUS新書 2020年) 「危機の時代こそ 心豊かに暮らしたい」(KKロングセラーズ 2021年)「2030年の未来マーケティング」(ワニブックス 2022年) 

    住友商事株式会社 執行役員 
    兼 住友商事グローバルリサーチ株式会社 代表取締役社長
    住田 孝之 氏

    1962年生まれ。1985年東京大学法学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。1993年米国ジョージタウン大学国際政治大学院卒業。経済産業省では、産業政策、FTA等の国際交渉、環境・エネルギー政策、イノベーション戦略などに従事。エコポイントやプレミアムフライデーを立案したほか、大阪万博の「命輝く未来社会のデザイン」というテーマを策定。知財戦略推進事務局長としては、知的財産戦略ビジョンをまとめ「価値デザイン社会」を提言。2019年に住友商事㈱に入社し、2021年4月から現職。無形資産など非財務要素を活用した企業の価値創造に焦点をあて、2007年にグローバルなNPOであるWICI(世界知的資産・資本イニシアティブ)を立ち上げ、2022年6月まで会長を務める。

    オムロン株式会社 技術・知財本部
    奥田 武夫 氏

    オムロン株式会社に入社後、商品開発エンジニアの経験を経て、2001年より知的財産に関する業務に従事。各事業部門における知財戦略策定、推進を担当した後、全社の知財戦略を担う知的財産センタ長に就任。2017年には内閣府主宰「知財のビジネス価値評価検討タスクフォース」に参画し、経営デザインシートの策定に携わる。その後、新規事業をスコープとするイノベーションセンタ企画室長を経て、2021年4月より、内閣府知的財産戦略推進事務局にて、「知財・無形資産の投資・活用戦略の開示及びガバナンスに関するガイドライン」の策定等の知的財産戦略推進を担当し、現在に至る。

    本プロジェクトに関するお問い合わせ

    株式会社FabCafe Nagoya CE事務局
    〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目6−18

    info.nagoya@fabcafe.com

     

    ■ 関連リンク
    東海サーキュラー・エコノミー プロジェクト Webサイト

    ・ 連載「めぐるめぐる、東海。」
     第一話:タブロイドに込めた未来への物語
     第二話:循環とは“ぐるぐる”周り続けること
     第三話:知を循環させる、これからの知財とは

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    • 概要

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